ADHDとは、発達障害の一種で、注意欠如・多動性障害とも呼ばれます。


自閉症スペクトラム障害を代表とする、発達障害を抱えている人は、
睡眠障害を併発していることが多いといわれています。
 


ADHDも例外ではなく、
睡眠障害を併発している人が比較的多いといわれています。


 

ADHDは、多動性、衝動性、不注意を症状とする、行動上の障害です。


ADHDの原因については、まだよくわかっていません。


しかし、ノルアドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質の働きが
悪いという脳の体質、脳の発達のアンバランス、環境、遺伝などの要因が
複雑に絡み合って発症するのではないかと考えられています。


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脳の発達がアンバランスであることに関連して、
自律神経系の発達も未熟で、睡眠の異常が多いともいわれています。
 

また、ADHDの特性により、眠りにつきにくいということもあります。



【睡眠を妨げるADHDの特性】



・頭の中にいろんな考えが浮かんで止まらず、眠れない
・物音に過敏に反応してしまい、すぐ目が覚めてしまう


・眠ろうとしても、体がもぞもぞ動いてしまって落ち着かない
・眠くて眠ろうとするのに、体が勝手に飛び跳ねてしまう


など

 
こうした特性や、脳内の神経伝達物質の働きのアンバランスにより、
ADHDの人は眠りにつきにくかったり、眠りが浅くなってしまう可能性があります。


 
ADHDの治療薬であるコンサータやストラテラを服用すると、
眠りの質が改善されるという報告もあります。


ADHDと睡眠障害の関係は、浅くはないといえるでしょう。

 

筆者もADHDと診断されており、睡眠障害を併発しています。


眠ろうと横になっても、布団の中で手や足がもぞもぞしてしまい、
なかなか眠りにつくことができません。


また、眠るときに考え事をしてしまい、
それで脳が目覚めてしまうこともあります。
 

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なかなか眠れず、熟睡もできていないため、
朝起きるのが辛かったり、日中に眠ってしまうこともあります。

 

ADHDの人には、ADHDの特性によるものではない
睡眠障害の合併も報告されています。
 

眠っているときに足がムズムズするような、虫が這うような
不快感がある、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)や、
眠っているときに勝手に足が動いてしまう周期性四肢運動障害などが、
合併しやすいといわれています。



これらは、ドーパミンの働きが異常なために
起こるのではないかといわれています。

 

また、夜なかなか眠れず、朝起きられないといった
概日リズム睡眠障害も多いといわれています。

 

ADHDの人は、脳の興奮やリラックスの切り替えがうまくいかないために、
睡眠障害を起こしやすいのではないかといわれています。


つまり、脳の機能に問題があり、
睡眠に支障が出ているのではないか、ということです。

参照:ADHDが描く絵の特徴!ピカソやダリの様な才能がある天才?

参照:ADHDは精神年齢が幼い?脳の発達が未熟で成長に遅れがある?
 

睡眠障害であれば、治療が必要です。

生活の工夫くらいでは治らない場合は、生活習慣による睡眠の問題ではなく、
ADHDに合併した睡眠障害の可能性を考えたほうがよいかもしれません。



睡眠障害の疑いがある場合、睡眠外来などの、睡眠の専門家に相談しましょう。

睡眠障害の症状によっては、適切な治療法があります。