健常者であっても、自分に向いている仕事がなかなか見つからず、
転職を繰り返す世の中です。

障害を抱えている人にとって、自分に合った仕事を探すことは非常に重要であり、
かつ難しいことです。
 

運よく一度で自分に適した仕事に就くことができればよいですが、
なかなかそううまくいくものではありません。


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ADHDは、生まれつきの脳の機能障害で、発達障害の一種です。

多動性や衝動性、不注意といった、行動に関わる困難を抱えています。


ADHDは生まれつきの障害ですから、一生その特性が完治することはありません。


多動性や衝動性は、成長とともに治まってきますが、
不注意は大人になっても濃く残る場合が多いようです。
 

そのため、注意力の必要な仕事には向いていないともいわれています。

 

ADHDの大人の場合、仕事における困難があり、
特性に合っていない仕事に就いて不適応を起こすことも多々あります。



【ADHDの人の仕事上の困りごと】



・仕事など、物事を行うのに詰めが甘く、最後まで仕上げられない
・作業を順序立てて行うのが難しく、優先順位がつけられない


・仕事の見通しが立てにくく、作業にどのくらいの時間を要するか、
 適切に把握するのが難しい


・いくつもの仕事があると、一度にすべての仕事に手を出そうとしてしまい、
 どれも中途半端になってしまう


・約束や期限を忘れてしまう
・時間の管理が苦手で、遅刻が多い
・じっくりと取り組む仕事が苦手で、先延ばしにしてしまう
・会議などで話を集中して聞くことができず、聞き漏らす


・仕事に集中できない
・独断で重要な決定をしてしまう
・ケアレスミスが多い


・長い指示が聞き取れない、指示を覚えていることが難しい、込み入った話が理解しにくい
・一つのことに没頭し、周りが見えなくなることがある
・大事なものをすぐになくす


など

 
ADHDの人にとって、ミスが許されないような仕事は、向いていないといわれています。

ですから、医療系の仕事は向かないことが多いようです。

 
しかし、ADHDだからといって、必ずしも医療系の仕事はできない、
ということではありません。


 

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ADHDと一口に言っても、その症状は軽症から重症まで幅広く、
症状の重さによっては、工夫次第で仕事が務まることもあります。

 
実際に、看護師になってからADHDと診断され、その後も自分自身の工夫や、
周囲の手助けを得て、看護師として働き続けている方もいらっしゃいます。
 


工夫や配慮があっても、どうしても不注意によるミスがある場合、
看護の仕事の中でも、外科系や急性期の部署ではなく、
生活にかかわる部署に配属してもらえば、
看護師として十分勤められることもあるといいます。
 

また、ADHDの当事者に適した環境であったり、ADHDに理解のある職場であったり、
サポートが行き届いている職場であれば、看護師として働くことは可能であると思います。

実際に、そのような職場に出会い、働いている方もいらっしゃいます。

 
医者の中にも、実はADHDの人が結構いる、といわれています。


看護師の中にも、本人が気づいていないだけで、
ADHDを抱えている人はそれなりの人数が存在しているはずです。
 

病院は、ミスがあってはならない場所なので、チェックの体制が整っています。

ですから、チェック体制がしっかりしているところであれば、
やっていける可能性があります。

 

また、看護師の職場は、病院だけではありません。


看護師の資格で、病院以外の場所に努めることも可能です。


病院以外の場所で、自分に適した環境があり、自分自身で工夫ができるのであれば、
そういった職場で働くことも可能でしょう。

 

看護師として働けるか働けないかは、その人の症状次第です。


自分の症状がどの程度なのか、どういったことは苦手で、
どんなことならこなせるのか、自分自身についてしっかり研究しましょう。
 

また、看護師として働けるかどうか、ADHDに詳しい専門家にも相談してみましょう。

 
ADHDだからといって、頭から看護師は無理だと決めてかかる必要はないと思います。