最近では、発達障害に関する情報が一般にも広まりつつあり、
「あれ、この人もしかして発達障害?」と思うこともあると思います。
 

ADHDを含む発達障害の人は、接し方に少し工夫やコツが必要ですが、
知的障害を伴わない限り、基本的には健常者とは変わりません。


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ADHDを含む発達障害の人との付き合いにおいて、一番必要なのは、
障害の特性に対する正しい理解と思いやりであり、それは健常者同士のお付き合いの
「気遣い」の延長線上にあると考えていただければよいかと思います。
 

少しだけ、特性に合った配慮をしていただければよく、「ちゃんと対応しなきゃ!」
と気負う必要はないと思っています。あくまで、できる範囲で対応していただければと思います。

 

ADHDとは、生まれつきの脳の機能障害で、多動、衝動性、不注意といった、
行動のコントロールに困難を抱えています。

ADHDは、生まれつきの障害ですから、成長とともに特性がマイルドに
なっていくことはあっても、完治することはありません。

一生、特性と付き合って生きていくことになります。


ADHDの人は、衝動が抑えられないことで「わがままな人」と思われたり、
不注意や過集中といった集中力の偏りがあるために「やればできるのにやらない」
「怠けている」と勘違いされ、叱責されがちです。
 

そういった行動は、ADHDという障害からくる特性であり、
本人の努力でどうにかなるものではありません。
 

どんなに努力してもできないことがある、
ということを、まずはきちんと理解していただきたいと思います。



 
また、できないことがあるときは、なぜ困難が伴うのか、
どうすればできるようになるのかを、当事者と一緒に考え、
できるようになる方法を探していただければと思います。

できることが増えるとともに、当事者も「工夫する」ことを覚えますし、
「工夫すればできる」と自信を持つことにもつながります。

 
もし、いけないことをしたときは、理由を明確に説明し、
どのような行動をとるべきだったか、具体的に教えてください。
 

特に、人間関係に関わるようなこと、トラブルにつながるようなことは、
その場で教えてください。

「そういうことを言ったら、相手は○○という気持ちになります。△△と言うといいですよ」
というふうに、簡潔に、適切な言動を教えてください。
 

その時に、嫌みを込めた言い方や、反語などは使わないようにしましょう。


怒鳴るなどもってのほかです。あくまで落ち着いて、簡潔に伝えることが必要です。


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また、イライラしているときは、静かな環境で一人にさせ、
クールダウンできるよう対処してください。


イライラは、ストレスがかかっているサインです。


落ち着いたら、何がストレスとなっていたのか、
本人の話をよく聞き、対処をしていただければと思います。

 
ADHDの人は、時には健常者には理解できない行動をとることもあると思います。

驚かせてしまうことも多いでしょう。


しかし、ADHDの人も健常者と同じ人間です。困った行動の裏には、必ず理由があります。
 

繰り返しになりますが、ADHDの人が必要としているのは、正しい理解と適切な配慮です。

特別扱いを望んでいるのではありません。


あくまで普通に、思いやりの心をもっていただければ、と思います。


理解できない部分もあるかと思いますが、
それもひっくるめて一人の人間として受け入れてもらえれば、と思います。