ADHDとは、発達障害の一種で、多動性、衝動性、不注意といった
行動上の困難さを抱える、生まれつきの脳の機能障害です。
 

ADHDは生まれつきの脳の機能障害ですから、成長するとともに
その特性が薄れたり、訓練によって特性をコントロールできるようにはなっても、
完治するということはありません。



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ADHDの原因ははっきりとはわかっていませんが、生まれつきの脳の体質、
脳の発達のアンバランス、成育環境、遺伝など、様々な要因が複雑に絡み合って
症状が出ると考えられています。


 
さて、7歳~9歳ころのADHDの子どもの特徴ですが、その頃は小学校に上がり、
幼稚園や保育園よりも厳しい集団生活が始まります。


そのような中で、先生の言うことが聞けない「困った子」や「わがままな子」
として問題視され、障害に気付かれることがあります。
 

また、学校生活における困難が症状のメインとなってきます。



【7歳~9歳ころのADHDの子どもの特徴】





・授業中、席についていることができず、教室内をうろうろと歩き回ってしまう。
 ひどい場合は、教室を飛び出してしまう。


・席についていられたとしても、手足を絶えずそわそわと動かし、ちっとも落ち着いていない


・長時間姿勢を保つことが難しい
・授業に集中できず、先生の話を聞くことができない
・授業中に自分の話したいことを勝手に話し出してしまう


・授業中にお友達にちょっかいを出したり、勉強の邪魔をしてしまう
・ぼんやりしていることが多く、ちっとも勉強や作業に集中していない
・とにかくケアレスミスが多い


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・片付けができず、机の上や机の中がぐちゃぐちゃ。机の周りにはものが落ちて散乱している
・必要なプリントなどをすぐになくす
・忘れ物が多い


・興奮しやすく、リアクションが大きい。お友達とトラブルになることもある
・威圧的な大人や、理解のない大人に対して攻撃的になることがある
・気持ちの切り替えや注意の切り替えが難しい
・字が汚く、マスの中にうまく書けない


など
 

※上記の症状は、あくまで一例です。

 

幼児期に比べ、道路への飛び出しなどの行為はだんだんと減ってきます。

しかし、衝動をまだうまくコントロールできないため、教室から飛び出してしまったり、
我慢ができずに感情が爆発してしまうことがあります。
 

また、不注意優勢型だと、単にぼんやりしている子だと思われ、障害に気付かれず、
「ちゃんとしなさい」と叱責され続け、自己肯定感が低下してしまいがちです。




 
9歳ころになると、本人も、自分と周りの子どもの違いに気が付き始めます。

そのため、「自分は何をやってもダメだ」などと、自信をなくしてしまい、
二次障害に陥ってしまうようになります。

 

9歳ころに学校での不適応が顕著になり、必要な支援が増えてくるのが事実のようです。

また、不適応を起こしてはじめて、ADHDであることがわかるケースもあります。
 

不適応や二次障害を引き起こしてしまうと、対応が難しくなります。

少しでも「もしかして学校で困っている?」と思ったなら、
一度専門家に相談することをお勧めします。