ADHDとは、生まれつきの脳の機能障害です。

 

自閉症スペクトラム障害などと同じ、発達障害の一種で、
その特性は成長とともにマイルドになることはあっても、
完全になくなることはありません。

 

ADHDの人は、多動性、衝動性、不注意といった行動上の特性を持っています。


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これらは、脳の発達がアンバランスで、行動をコントロールする
脳の機能の発達が遅れ気味であるためだと考えられています。

発達が遅れ気味ではあっても、発達しないわけではないので、
年齢とともに徐々に多動性や衝動性は落ち着いてくるといわれています。


 

【衝動性への対処法】

 

★おしゃべりが下手で、自分の言いたいことがうまく伝えられず、
手が出てしまう場合は、なんといえばいいのか具体的に教えましょう。


また、絶対に手を出してはいけないことを繰り返し、根気よく教えましょう。

 

★どうしても順番が待てないときは、並ぶ場所を避けるなど、
できるようになるまで苦手な場所から遠ざかることも一つの手です。

 

 

★危ない行動をとるときは、必ず止めましょう。

また、ただ止めるだけではなく、どうすれば
我慢できるようになるか対処法を具体的に教えましょう。

例えば、衝動的に飛び出そうとする場合、
飛び出そうとした瞬間に動きを制止し、強く叱ります。

 

そのあと、
「怒られて嫌だったね。飛び出すと危ないんだよ。こうしたら怒られないよ」
と教えます。

「こうしたら怒られないよ」の内容は、子どもに合わせて考えましょう。

・10秒数える

・深呼吸を何度か繰り返させる

・見たものに衝動的に反応する場合、目を閉じさせて10秒数えさせる

・保護者が抱きかかえ、背中をトントンしながら10秒数える

最初のうちは、保護者が一緒にこうした方法を行いましょう。

 

それが身についてくると、興奮状態を自覚し、自分でその方法を取るようになります。

大人でも、衝動的に発言しそうになった時に深呼吸したり、
10秒数えることで、衝動が弱まり、興奮が抑えられます。

 

★人に迷惑をかけてしまうようなことは、とにかくスモールステップで、
常識を根気よく教えましょう。

 

そのとき、「きちんと聞いていること」が確認できるまで話すようにしてください。

また、きちんとルールやその意味を説明したうえで、
「ルールが守れないなら、遊べません」など、
少しだけ自由を奪うことも、時には必要かもしれません。


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ただし、あくまで、常識の範囲内で行ってください。

 

★イライラして物にあたってしまったりするような場合は、
クールダウンできる場所を確保しておき、そこで落ち着かせるようにしましょう。

 

★衝動で動こうとしたとき(取っても構わない行動の場合)には、
「今は○○をするときです。あと○分経ったら、したいことをしてもいいです」と、
具体的なスケジュールを示して我慢できるよう、練習していきましょう。

 

★人間関係にかかわること、特に言ってはいけないことを口にしてしまうような場合は、
ケースごとに「それはしてはいけないことです」と教えましょう。

 

しっかりとこちらに注意を向けさせたうえで、
「そういうことをすると、大人でもケンカになるんだよ」と教えましょう。

 

以上は、対処法のごく一例です。

衝動性の強さや当事者の性格によって、対処法を適切なものに変えてください。

また、「叱る」ことと「怒る」ことは違います。

感情のままに大声で怒鳴りつけるのはよくありません。

あくまで、静かな声で、きちんと言い聞かせるようにしてください。