ADHDを含む発達障害を抱えている人で、
適切な理解や支援を得られていない人は、
二次障害として精神疾患を引き起こすことが多いことがわかっています。

 


大人になってから発達障害があることが分かった人のほとんどが、
二次障害を引き起こして病院を受診し、発達障害が発覚しているという実情があります。


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ADHDを含む発達障害の二次障害として発症しやすい病気には、
うつ病や双極性障害(躁うつ病)、統合失調症、不安障害、
人格障害など、様々な精神疾患があります。

 


ADHDなどの発達障害の人は、多数派さんとは違う感覚を持っており、
そのことがとてもストレスになってしまいます。

 

また、障害の特性が周囲に理解されなかったり、誤解されたりして、
日常生活や社会生活がうまくいかずにストレスを抱え、
二次障害を発症すると考えられています。

 

現代社会は、皆が懸命で余裕がありません。

 

そのため、何かしら弱みを持つ人が、社会からはじき出されてしまいます。

その結果、二次障害を引き起こしているとも考えられます。



ADHDは「わがままな子」「しつけのなっていない子」「努力が足りない」「怠けている」
などと勘違いされやすく、叱られ続けることになります。


 


ですが、ADHDの当事者は決してわがままなのでも、
怠けているわけでもなく、脳機能の障害のために
「できない」のであり、いくら叱ってもできるようになるものではありません。

 


叱責が続くと、何度叱られてもできない自分はダメだと思ってしまい、
自己肯定感が下がります。

自己肯定感の低下は、様々な二次障害の引き金となります。

 

二次障害の中でも、うつ病の併発は多いといわれており、ADHDの子どもの15~40%、
大人の25~55%がうつ病を併発しているともいわれています。

実際に、筆者もADHDであり、うつ病を併発しています。


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【うつ病の症状】

 

・わけもなく泣けてくる

・泣くことすらできなくなった

・絶望感や虚無感でいっぱいになる

・全く希望が持てない

 

・何をやっても楽しくない

・何かしようとする気力もない

・好きなことや趣味も楽しめない、取り組めない

・消えてしまいたいと思う

 

・自分を責めてしまう

・不安になる、イライラしやすい

・妄想(貧困妄想や罪業妄想など)が出る

・眠れない、夜中に何度も目が覚める、朝早く起きてしまう、眠りすぎるなど睡眠障害の異常

 

・食欲がない、食欲がありすぎる

・疲れやすく、ちょっとした動作でも疲れ果てて動けなくなる

・たまらなくだるい

・動作が鈍くなる、体が重くて動けない

 

・集中力がなくなった

・頭痛や腹痛などの身体症状がある。特に身体的な病気はないのに、体調が悪い

・肩こりや背中の痛みが出ることもある

 

など

 

うつ病では、「これぞうつ病!」というようなわかりやすい症状もあれば、
一見うつ病とはわからない症状もあります。

ネット上にも、たくさんうつ病チェックがあります。

 

気になることがあれば一度チェックをしてみてもよいかもしれません。

 

ADHDとうつ病や、ADHDと双極性障害には、
遺伝学的に関連があるともいわれています。

 

ADHDであれば全員が二次障害を起こすわけではありませんが、
二次障害が起きやすいのは事実のようです。

うつ病の症状がみられたり、うつ病ではなくても、どうにもつらいときは、
すぐに心療内科や精神科を受診しましょう。