ADHDの人に向いている仕事について調べてみると、
漫画家やアーティストといった、クリエイティブな仕事に
向いていると書かれていることがあります。
 

実際に、ADHDの人はいろいろな刺激に対して敏感で、
注意をひかれやすかったり、すぐに行動に移してしまうといった特性があり、
ひらめきや直感を発揮するクリエイティブな一面を持っています。


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漫画家や画家、イラストレーターにはADHDの傾向を持っている人が
多いともいわれていますが、ADHDを抱えている人全員がそういった
クリエイティブな仕事についているわけではありません。

 

あくまで、中にはそういった人もいる、というだけです。
健常者と同じように、絵を描くのが好きな人、
絵が得意な人もいれば、全く絵心がなくてダメ……という人もいます。

では、絵心があるタイプのADHDの人の描く絵に、特徴はあるのでしょうか?

画家として有名なピカソやダリも、ADHDであったのではないかと言われています。

 

ピカソは、学校の授業には全く集中できず、絵ばかり描いていたそうです。

 

先生に叱られ、罰として独房に入れられると、反省するどころかむしろ
「好きな絵に集中できる」と喜んだというエピソードが伝わっています。

 
ダリも、ぼんやりと空想にふける癖があり、
独自の世界に入り込むことが多かったといわれています。

 

デイドリーマーと呼ばれる現象で、
不注意優勢型のADHDであったのではないかと思われます。

 

彼らの書き残したもの、伝記などのエピソードから、専門家らによって、
彼らがADHDであった可能性を指摘されているようです。

 


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彼らのような、比較的有名な、ADHDであったと考えられる画家の特徴を見てみると、
いくつかの共通点が浮かび上がってきます。

 

ADHDに見られる絵の特徴

 

・やたらと多作

 

描き上げるスピードが速かったり、次々に作品に取り掛かったりする。

 

・絵のスタイルがどんどん変化する

いろいろな描き方を試してみたくなるためか、絵柄がどんどん変化する

 

・ユニーク

オリジナリティあふれる作品が多く、模写や写実などの作品が少ない。

地道な模写やデッサンはあきてしまうのかも。

 

・細かいことは気にしない

色が線からはみ出てしまったり、塗り残しがあったりしても気にしない。

 

細かい部分は省略してしまう。デッサンがくるっていても気にしない。
(ADHDを公表している画家で、細かい絵を描く人もいるので、言い切ることはできない)
 

ADHDの人は、きれいな字を書いたりまっすぐな線を引くのが苦手という特徴があります。

それは、集中する力が弱いためだと考えられています。

やたらと多作なのは、ADHDの人は頭の中に常にいろいろな考えが浮かぶ、
いわゆる「頭の多動」があり、アイデアが生まれやすいためではないかと考えられます。

 

直感や発想力に富む傾向にあるADHDの人の頭の中では、
ひっきりなしにアイデアが浮かんでいたりします。

 

そのため、描くものに困らず、むしろ次々と描きたいものが思い浮かんで、
衝動で「今すぐ描きたい!描きたいのもがたくさんあるのに、時間と体が足りない!」
ということになるのではないかと思います。

 

 

また、ADHDの人は興味のあることに対して、まっしぐらです。

 

ですから、膨大なエネルギーを好きなことに一気につぎ込むことができます。

 

周りが見えなくなるくらい集中する(過集中)ので、
能力を発揮しやすいのではないかといわれています。

 

 

新しい物好きでエネルギッシュなため、どんどん作品を生み出していきますが、
その一方で飽きっぽい部分があるため、作風がどんどんと変化し、
絵柄が変わっていってしまうのではないかと考えられています。

 

 

筆者もADHDと診断されており、絵を描くアーティストとして活動をしています。

 

ピカソやダリを例に挙げて説明される特徴に、心当たりがあります。

 

とにかく、描きたいものが次から次へと頭の中に浮かび、どんどん描いていきます。

 

どちらかというと多作のタイプだと思います。

 

また、絵柄もどんどん変わってきています。「こんな描き方はどうだろうか?」
「次はこの方法を試してみよう」など、次々に新しい方法を思いつくのです。

 

絵柄も、芸術の専門家に「こんなの見たことがない!」
といわれるようなオリジナルの絵柄です。

 

以上、絵を描くADHDの人に共通するといわれる特徴を上げてみました。

 

しかし、気を付けていただきたいのは、あくまで「ADHDの中にも絵が得意な人がいる」
ということであって、「ADHDだから絵が得意」というわけではありません。

 

健常者と同じように、得意なことは千差万別、個人個人で違います。