ADHDの子どもにとって、じっと座って集中して勉強するということは、
とても労力のいることです。

 

ADHDの子どもは、知的障害を併発していない限り、
勉強ができないわけではありません。


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ただし、多動性、衝動性、不注意といった、ADHDの特性により、
集中して勉強することが難しいことがあります。

ADHDの子どもは、こういった特性があるため、
勉強するときに集中することが困難なのです。

 

ですから、気が散りにくい環境を整えるなどの対処が必要になります。

 

 

【ADHDの子どもの勉強時の対処】

 

・気が散ってしまわないよう、部屋はシンプルにしましょう。

 

飾りつけなどは極力控え、すっきりとした部屋にしましょう。

 

また、勉強机は窓際を避け、壁に向かって設置するなど、
余計な刺激が目に入りにくい環境にしましょう。

 

机の上には、勉強に必要なもの以外は置かないようにしましょう。

 

・じっと座っているのが辛ければ、定期的に体を動かすようにしましょう。

 

また、体を動かしながら勉強するのもよいでしょう。

 

足踏みしながら勉強したり、体を揺らしたり、いじれる小さいおもちゃを使ったり、
ガムを噛んだり、ボールを握りながら勉強するなどの方法があります。


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お行儀が悪いと思われるかもしれませんが、海外ではADHDの子どもは
体を動かしているときのほうが集中力が上がることが証明されており、
学校ではペダルつきの机が与えられるなどの配慮が行われています。
 

学校では、席を一番後ろに設定し、動きたくなったら動いてもいい、
そのかわりお友達の邪魔はしないと約束させ、自由に動けるようにするのも一つの手です。
家では、自由に体を動かせるようにしておくとよいでしょう。

 

・集中力が続かない場合、目に見えるものを使い、
視覚的な支援で勉強の理解度を上げる方法があります。


 

数の理解など、実際のものを使って勉強すると、理解度が上がる場合があります。

 

・集中力を保ち続けることが困難な場合、10分、15分などの短いサイクルで、
国語→算数→理科→社会など、勉強する内容をどんどん変えていく方法もあります。


 

国語なら国語で、音読→漢字の書き取り→短い文章を作るなど、
勉強内容をどんどん変えて、興味がそれないようにするなどの対策も大事です。

 

・短時間の学習を何度も繰り返すことで、記憶は上書きされ、定着します。

 

短い学習であっても、積み重ねることで記憶に定着させることができます。

 

そうした記憶の仕組みを利用することも考えましょう。

 

・気が散っているなと感じたら、声掛けをしましょう。

 

「今は○○をします」など、何に集中するべきなのか伝え、注意を引き戻してください。

 

・プリントなどの課題に集中できないときは、一枚の紙に一問だけ印刷するなどして、
ほかの問題に意識が飛んでしまわないように工夫しましょう。


 

今解いている問題以外の部分を隠すなどの対策が必要です。

 

・塾へ行くよりも、家庭教師のほうが向いている場合があります。

 

・音楽を聴きながら勉強するなど、あえて気が散る方法をとることで、
集中力がコントロールできる場合もあります。


 

ながら作業のほうが効果がある場合があることも、考慮してください。

 

以上、ざっと対応方法を挙げました。子どもの特性の強さ、
困難さによって臨機応変に対応を変えましょう。

 

ドリルで勉強するのが向いているのか、タブレット端末で勉強するのが
向いているのかなど、いろいろ方法を試し、子どもに合った支援を心がけましょう。