最近、世間の認知度がだんだんと上がってきている、ADHDという障害。

 

インターネットでADHDについて調べてみると、「あの有名人も実はADHDだった!」
という情報が目に飛び込んできます。
実際に診断を受けている人としては、映画で大活躍されているウィル・スミスさん。


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誰もが見たことがある方でしょう。また、「窓際のトットちゃん」こと、
黒柳徹子さんも、ADHDであることを告白していらっしゃいます
「窓際のトットちゃん」を読んでみるとわかりますが、
ものすごくADHDの特性が現れています。

また、ADHDであったのではないか?と言われる人たちには、
日本の歴史を変えた坂本龍馬、天才として有名なレオナルド・ダ・ビンチ、
相対性理論を発表したアインシュタイン、発明王エジソン、
超有名な作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト……

など、たくさんの偉人がいます。

彼らがADHDの代表のように扱われることで、ADHDの人は才能があるとか、
天才だと思われがちですが、実際にはそうでない人もたくさんいます。
偉人や天才といわれる人全員がADHDであるわけではなく、
健常者の偉人もたくさんいます。

そもそも、ADHDとはどういった障害でしょうか。
ADHDとは、日本では「注意欠如・多動性障害」と訳されています。

 

その名の通り、多動性や衝動性、不注意を特徴とする、
生まれつきの脳の機能障害です。

 

自閉症スペクトラム障害などと同じ、発達障害の一種です。

ADHDは、学童期の子どもの3~5%に見られ、男児に多いといわれています。

しかし、女児の場合、多動や衝動が目立たない「不注意優勢型」のタイプが多く、
見逃されているのではないかという指摘もあります。

ADHDは、生まれつきの脳の体質や脳の発達のアンバランス、
環境や遺伝的要因など、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。


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また、脳内の神経伝達物質の働きがうまくいっていないことも、
最近の研究で明らかになってきています。

ADHDの特性は、以下の通りです。




・不注意、気が散りやすい、興味のあることが次々に移り変わる


 
→いろいろなことに興味を持つことができる。

 

たくさんの面白いこと、素晴らしいことに人一倍敏感で、ひらめきや創造性に富んでいる

 

・多動

 
→失敗を恐れずとにかくやってみる。エネルギーが莫大で、行動力がある

 

・衝動

 
→あれこれ考えすぎないので、とても行動力がある。素早く実行に移すことができる

ADHDでは、3つの特性以外に、「過集中」という症状があります。

 

これは、一つのことに極端に集中する状態で、
いったん過集中になってしまうと周りが見えなくなります。

 

そのため、一つのことに莫大なエネルギーを、一気につぎ込むことができます。

こういった特性があるため、環境が整えば、
とてつもない力を発揮する『可能性』があります。

 

「天才」とか、「才能」とまではいかなくても、適切な環境が整っていれば、
力を発揮することができる可能性があるのです。

黒柳徹子さんの場合を例にとってみましょう。

 

「窓際のトットちゃん」にあるように、彼女は小学校でじっとしていられず、
授業を妨害してしまい、退学させられてしまいます。

 

しかし、母親が「トモエ学園」という、今でいうフリースクールのような学校を探し出し、
トットちゃんに合った環境を用意してくれます。

 

そこで出会った先生たちは、トットちゃんを叱責することなく、
トットちゃんのことを認めてくれます。

 

「君は本当はいい子なんだよ」と自己肯定感を高めてくれます。

世間が言うような、ADHD=才能という式は成り立ちません。

 

しかし、適切な環境や周囲の理解によって、活躍できるか、
二次障害を引き起こしてつぶれてしまうかは変わってきます。

普通とは違う感覚を持つADHDの子どもを、いかに肯定し
受け入れることができるか。

 

それが、ADHDの子どもの能力を伸ばす、最大の秘訣でしょう。